
どうしてこんなことになったのか……。
そもそも、なんでこんな意味もなく危ない場所があるんでしょう。
コンクリートの壁に囲まれた、深さ5メートルほどの堀。誰か落ちたらどうすんの、という場所に案の定猫が落ちてしまいました。
猫が嫌い、動物が苦手と公言する撮影者さんですが見るに見かねてレスキューに乗り出します。
撮影者さんが魚取り用の網を持ち出しますが、届かない。
バケツに紐をつけて下してみますが、入ってくれない。
じゃあ中にエサを入れたらどうだろうか、とバケツにソーセージを入れてみます。動画はその時点から録画されています。
猫ちゃんは野良の三毛猫。お腹も空いてるでしょうに、エサくらいではバケツに入ってくれません。魚取り用の網で誘導しようとしますが思うようにならない様子。
失敗の末……
……じれったいですね!ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆
見ていて辛いですね。こういうときってどうすればいいんでしょう?
自分がそこにいたら何ができるだろうか、と思うと泣けてきます。
しかし12分30秒あたりから、事態が動きます。猫の緊張を柔らげようと撮影者さんが姿を隠します。
すると猫がやっとバケツに興味を持ち始め、恐る恐る中に入ってゆくではありませんか!Σ(゚□゚*)
いや、入っちゃうんだね! びっくりです。人間の意図が伝わってたってこと? それってすごいことですよね。
やっとご対面。しかし……
完全に入ったところで紐を引きます。バケツが大きく動きますが出てくる気配はありません。
ゆっくりバケツを引き上げていき、ようやく猫ちゃんとご対面。バケツの中で丸まって大人しくしています。
ふうん、こういう顔だったんだあ。
しかし地上に出た瞬間、猫ちゃんは脱兎の如く走り去ります。慌ててカメラを向けたときにはもう遠く離れて豆粒くらいの大きさに。
まあ衰弱してる様子もなく、元気そうでよかったですが。
私も以前動けなくなっていた野良猫を救出したことがありますが、そのときも「礼も言わずに走り去った」んですよ。
感謝してもらいたくてしたわけじゃないけど、ちょっと寂しかったです。(ノ_-。)
撮影者さん、お疲れ様でした。