
猫との暮らしは、ほんのちょっとした細部にこそ、しあわせが宿っています。
この動画は、猫といっしょに暮らすことで感じられる「小さなしあわせ」の記録です。
冒頭、飼い主さんに名前を呼ばれる「おむちゃん」。
ちんまりと礼儀正しくすわっていますね!
お返事は「はーい」と「うん」で、少し敬語的な統一感がないですがw
猫はニャーニャー鳴くものとみなさん思っておられるでしょうが、飼ってみてわかる真実を申し上げれば、ほとんどの時間、猫はうんともすんとも言いませんw
だから、返事するみたいに鳴いてくれるおむちゃんはエライなあと思います。
まあ、ごはんが欲しい時にかぎっては、どこの猫もニャーニャーいうんですけどね。
たいていは、ちょっとせっつくようなニャーニャーです。
「ニャー、ニャー、ニャニャーン!」(ほれ、早よメシ、早よ早よ!)
おむちゃんは育ちがいいのでしょう。おやつの予感を全身で感じながら、じっと座っています。
おやつの入った袋を近づけても、固定の場所からピクリとも動きません。
動画の48秒あたり、飼い主さんから「ください顔になってるよ」と指摘され、おむちゃんは恥ずかしかったのか、その後しばらく横を向いて表情を隠そうとします。
なんと奥ゆかしい猫ちゃんなのでしょう!
結局、動画開始から55秒間、最初の場所から動きませんでした。
おやつの誘惑にたえて「待て」ができるなんて立派です。
猫のこんなけなげな様子も「小さなしあわせ」ですが、ここで気づいてほしいのは、手からおやつを直接食べてくれる、そちらの幸福感なんですね。
舌を使っておやつをうまいことぱくりと口に。
飼い主さんは、猫ちゃんにぺろぺろ手のひらをなめられて、それがとっても幸せなのです。
今「ぺろぺろ」と説明しましたが、訂正します。
猫の舌先は手のひらに、せいぜい「ちろちろ」当たるだけです。
その感触が、まさに「小さな幸せ」を感じさせてくれます。
この動画を見れば、猫との暮らしの細部に、すばらしい喜びがあふれていることがわかると思います。
そして、小さなしあわせのおすそわけで、見た人の気持ちもほっこりすることでしょう。