
オスの三毛猫の実物を初めて目にすることができました。
体毛に関しては薄く感じられますが、やはり三毛猫です。
知識の無い人ならその価値に対して関心を抱くことはまず無いでしょう。
でもオスの三毛猫がまず存在しないということを知ったのなら…。
私は動物を含めて、医学に関する知識がまるで無いので断言はできませんが、遺伝の都合で三毛猫となるのはほぼメスに限られるのだそうです。
生命の世界は摩訶不思議なので、どこをどういじればこうなるのかまたはどこで取り違えられてこうなったのか、ともかく珍しいことには違いはありません。
この動画をただ見る限りではどうということもない投稿の様にも感じられますが、彼の男の子のシンボルを見せられた時にそれが嘘ではなかったという実感を得ることができました。
その昔の日本では、オスの三毛猫が生まれた場合、縁起担ぎのために和船に載せられたという話を聞いたことがあります。
板子一枚下は地獄という、常に死と隣り合わせだった当時の船乗りにとっては何でもいいからとにかく目につく瑞祥を、ということだったのでしょうか。
ネコには霊力が宿るとは昔から語り継がれている言葉ですが、抜群のバランス感覚と、光の具合に合わせて眼の光彩の形が変化することや音も無く近づいてくる不気味さも合わせての事柄だったのでしょう。
良いこと尽くめのようですが、自然界で散見する突然変異が体質的に脆弱であることが多いことは広く知られています。
オスの三毛猫に十分な生殖能力が備わっているのなら、もっと広く彼らの姿が見られたでしょうに。
残念ながらそれはこれからも望めないようですが…。
ジャパニーズボブテイルキャットとして外国でも非常な人気を誇る三毛猫達にもこのようにどうしようもない点があったのですね。
この動画の主も幸多い人生であることを心から願いたいです。
そしてどうか英語版でも紹介してもらいたいですね。
最後になりますが、私もこの子を抱きしめたいです。
ネコを飼うことのできる環境を整えて、迎え入れてみたいですよ。